Thinkpad s30 (WindowsXPモデル)にWindows2000をインストールする
Thinkpad s30にWindows2000をインストールする
Thinkpad s30にはWindowsXPがプレインストールされていたが,こいつの動きが遅い.(特に画面描画処理)
さらに,頻繁にブルースクリーンが出る.
...OSを,手持ちのWindows2000に入れ替えることにした.
必要な機材
- 新しい2.5インチハードディスク.今回は40GBのものを買ってきた.一応元々のディスクは残しておく
- IDEの2.5-3.5インチ変換アダプタ
- ハードディスクを取り付け可能な,デスクトップ機
- そのデスクトップ機をDOSで起動するための起動ディスク
- Windows2000のCD-ROM
- s30用の,Windows2000対応ドライバ.IBMからダウンロード
1.ハードディスクの下準備
- 新しく入手したハードディスクを,別のマシンに接続する.(2.5-3.5インチ変換アダプタを使用)
- そのマシンで普通にWindowsを起動し,必要に応じて新しいハードディスクにパーティションを切る.私は6GB+32GBとしました.
- ディスクアドミニストレータを使って,ブート用させる用に1個目の基本領域をFAT32でフォーマットしておく.DOSに認識させる必要があるので,NTFSでは駄目.(→ 6GB:FAT32, 32GB:NTFS となった)
- DOSの起動用フロッピーディスクを用意して,その中のファイルを新しいハードディスクのルートディレクトリにコピーしておく.さらにSMARTDRV.EXEも,Windows95/98のCD-ROMあたりから見つけてコピーしておく
- Windows2000のCD-ROM内のI386ディレクトリを,そのまま新しいハードディスクにコピーする
- IBMからダウンロードしてきたWindows2000用のドライバを,新しいハードディスクにコピーする.特にNetworkのドライバを忘れずに.
- そのマシンで,起動ディスクを使ってDOSを起動する
- DOSからSYSコマンドを使って,新しいハードディスクにMSDOSのシステムを転送.ブート可能にする
2.Windows2000のインストール
- 下準備を行ったハードディスクを,ThinkPad S30に取り付けて,電源を入れる
- 起動して日本語モードになった後,DOSのプロンプトがでるので,SMARTDRVを実行しておく.(これをやっとかないと,インストールにたぶん10倍ぐらい時間がかかると思う)
- I386ディレクトリに入って,Winnt.exe を実行するとセットアップが始まる
- 後は普通に...パーティションがFAT32というのが嫌なら,インストール時にNTFSに変換できるので安心
...なぜこんな面倒なことをするのかというと,ThinkPad S30に接続できる,
ブート可能なCD-ROMドライブを持っていないからなのです.
もともとこのマシンはFDもCDもドライブがついていないし,私は外付けのドライブを持っていない.
Windows2000に入れ替えると,随分快適になりました.
しかし1年少し後には液晶が映らなくなり,今はサーバ機と化しています.トホホ.サウンドも鳴らなくなってるし.