PyukiWiki0.1.1をPyukiWiki0.1.5にバージョンアップ・移行する PyukiWikiのバージョンアップ (0.1.1→0.1.5)PyukiWikiがいつの間にか,0.1.5まで進化していた. うちは0.1.1で特に不自由なく使ってはいるが,新しいバージョンではスキンが使えたり, 整形ルールの表示内容をWikiページから引っ張ってこれるようだ.(従来は固定テキストファイル) そこで,0.1.5へのバージョンアップを試みることにしたが, 今回はディレクトリ構成や設定の変数名が大幅に変わっており, それなりに手間がかかりました. アーカイブは, http://nekyo.hp.infoseek.co.jp/pyuki_015.tar.gz からダウンロードした.
1.アーカイブからのコピーアーカイブの内容を展開して,以下のディレクトリ内容をコピーする.
※ (data_dir)は,旧バージョンでの$::modifier_dir_data を指します.
2.移動されたディレクトリの削除以下のディレクトリは,別の場所に移動していたので削除する.
3.移動されたファイルの削除以下のファイルは,別の場所に移動していたので削除する.
4.ファイル名の変更今回,本体cgiのファイル名が,index.cgiに変更された.しかし,RensaWikiでは他のページへの影響が色々と大きいため, 従来通りのwiki.cgiに戻した.
※この変更はうちのサイトの特殊事情によるものであり,通常は行うべきではありません.
5.設定ファイルの修正以下の設定ファイルを,自分の環境に合わせて修正する
(1) pyukiwiki.ini.cgiディレクトリ設定に大幅な見直しが必要. 変数の構成が変わっており,全てのディレクトリが
配下だと仮定されている. 私の場合は,旧バージョンでは
を使い分けて,
としていたので,このような構成にするには,例えば以下のように$::hidden_homeを作成して, これまで$::modifier_dir_data配下に入れて不可視としていたディレクトリ群 (data_dir, diff_dir, info_dir, counter_dir)を,その配下だと明示する. pyukiwiki.ini.cgiから抜粋 $::data_home = '.'; # ページデータ等のディレクトリ $::hidden_home = '/var/log/cgi/wiki'; # Web不可視のデータディレクトリ $::data_dir = "$::hidden_home/wiki"; # ページデータ保存用 $::diff_dir = "$::hidden_home/diff"; # 差分保存用 $::info_dir = "$::hidden_home/info"; # 情報用 $::counter_dir = "$::hidden_home/counter"; # カウンタ用 $::cache_dir = "$::data_home/cache"; # 一時用 $::upload_dir = "$::data_home/attach"; # 添付用 $::plugin_dir = "$::data_home/plugin"; # プラグイン用 $::skin_dir = "$::data_home/skin"; # スキン用 $::image_dir = "$::data_home/image"; # 画像用 なお,このようなWeb不可視のディレクトリの使い分けを行っていない場合は,上述の作業は不要. また,4で本体CGIのファイル名をwiki.cgiに変更した場合は,それを反映する必要がある. index.cgiという記述を変更する. あと追加された項目として,
$::gzip_path の値を設定する. うちの場合はApache側で圧縮(mod_deflate)しているので, あえてPyukiWikiでは圧縮を行うつもりはなく,指定していない.
(2) pyukiwiki.skin.ja.cgiロゴ画像の場所などを修正する.
6.自作プラグインの修正必要に応じて,自作プラグインを修正する. $::plugin_dir が,最後に/を含まなくなったことに注意が必要. |