DELL Latitude CPM233XTにLinux(RedHat6.2)をインストールする

DELL Latitude CPM233XTへのLinux(RedHat6.2)インストール

自宅サーバをWindows2000で動かしています.ルータ+Webサーバとして快調に稼働していて, これはこれで良いのですが, オープンソースのサーバ系ソフトウェアは,圧倒的にLinux用です.

なので,Linuxのサーバ機があればもっと遊べるぜ,というわけで...


今回使ったハード/ソフト

  • 本体: DELL Latitude CPM233XT (MMX Pentium 233MHz, メモリ 32MB, HD 4GB)
  • その他: LANカード (Corega PCC-TD)
  • Linux: RedHat 6.2J

サーバということで,サウンドはとりあえず使わないので,無視しました.

LANカードは,箱に「Linux Ready」か何か,ペンギンのシールが貼ってあったので, 多分大丈夫だろうということで.


基本インストール

RedHatのCDを入れて立ち上げると,インストーラが起動します.

ディスプレイカードは自動認識されて,デフォルトのままでホイホイ進めます. ただ今回は,HDを再フォーマットしたかったので,「カスタム」でインストールを行いました.

HDのパーティションは,こんな感じで2つ作成しました.

No容量マウント種類
13900MB/ にマウントLinux Native
2100MBLinux Swap

メモリ32MBに対してSwapが100MBというのは大きいんですが(普通,メモリの2倍程度が相場),メモリは128MBぐらいまで増やすかもしれない, ということを見越して,100MBもとりました.

あと,インストールするパッケージの種類を訊かれますが,「Network Workstation」「Development」 を選択したような記憶があります...

ディスプレイカードは本当はVRAMが2MBあるはずなのに,インストール時に2MBを選択すると,表示テストに失敗しました. よくわからんが,1MBを選択すればOKでした.1024×768の解像度での表示もばっちりです.

これで,ひとまずインストールはできて,起動してXが動くようになります.


LANカードの認識

起動はするのですが,LANカードは認識されておらず,ネットワークは使えない状態です. 次の作業は,LANカードを認識させることです. この作業には,Linux活用日記が参考になりました.

PCカードデバイスの動作確認

まず,PCカードデバイス(カードを差される側)が正常にLinuxから認識されているかどうかを確認します.

dmesgコマンドか,あるいは,more /var/log/messages などで,起動時のログを確認します.

/var/log/messages

  ・・・
Aug 19 00:21:36 localhost pcmcia: Starting PCMCIA services:
Aug 19 00:21:37 localhost pcmcia:  modules
Aug 19 00:21:37 localhost kernel: Linux PCMCIA Card Services 3.1.8
Aug 19 00:21:37 localhost kernel:   kernel build: 2.2.14-5.0 #1 Tue Mar 7 20:53:41 EST 2000
Aug 19 00:21:37 localhost kernel:   options:  [pci] [cardbus] [apm]
Aug 19 00:21:37 localhost kernel: Intel PCIC probe:
Aug 19 00:21:37 localhost kernel:   TI 1131 PCI-to-CardBus at bus 0 slot 3, mem 0x68000000,2 sockets
Aug 19 00:21:37 localhost kernel:     host opts [0]: [ring] [pci + serial irq] [no pci irq][lat 32/176] [bus 32/34]
Aug 19 00:21:37 localhost kernel:     host opts [1]: [ring] [pci + serial irq] [no pci irq][lat 32/176] [bus 35/37]
Aug 19 00:21:37 localhost kernel:     ISA irqs (scanned) = 3,4,9,10 polling interval = 1000ms
Aug 19 00:21:37 localhost pcmcia:  cardmgr.
Aug 19 00:21:37 localhost cardmgr[397]: starting, version is 3.1.8
Aug 19 00:21:37 localhost rc: Starting pcmcia succeeded
Aug 19 00:21:37 localhost cardmgr[397]: watching 2 sockets
Aug 19 00:21:37 localhost kernel: cs: IO port probe 0x1000-0x17ff: clean.
Aug 19 00:21:37 localhost kernel: cs: IO port probe 0x0100-0x04ff: excluding 0x210-0x217 0x220-0x22f 0x290-0x297 0x378-0x37f 0x388-0x38f 0x4d0-0x4d7
Aug 19 00:21:37 localhost kernel: cs: IO port probe 0x0a00-0x0aff: clean.
Aug 19 00:21:37 localhost cardmgr[397]: initializing socket 0
Aug 19 00:21:37 localhost kernel: cs: memory probe 0xa0000000-0xa0ffffff: clean.
Aug 19 00:21:37 localhost cardmgr[397]: unsupported card in socket 0
Aug 19 00:21:37 localhost lpd: lpd startup succeeded
Aug 19 00:21:37 localhost lpd[411]: restarted
Aug 19 00:21:37 localhost cardmgr[397]:   product info: "corega K.K.", "corega Ether PCC-TD", "", ""
Aug 19 00:21:37 localhost cardmgr[397]:   manfid: 0x1234, 0x5678  function: 6 (network)
  ・・・
こんな感じで,起動してそうな雰囲気ならばOKです.

あと,太字にしてますが,"corega Ether PCC-TD" が,unsupportedというわけですな.

LANカードを認識させる

次に, SUPPORTED CARDS で,カードの対応状況を確認します.

すると, 「Corega PCC-TD」そのものはないのですが, 「Corega PCC-T」があります. おそらくこれと同じように扱えるのでしょう.

/etc/pcmcia/config を編集します.

/etc/pcmcia/config

  ・・・
card "Corega PCC-T Ethernet"
   version "corega K.K.", "corega Ether PCC-T"
   bind "pcnet_cs"
 
card "Corega PCC-T Ethernet"
   version "corega K.K.", "corega Ether PCC-TD"
   bind "pcnet_cs"
 
card "Corega PCC-T Ethernet"
   version "corega,K.K.", "Ethernet LAN Card"
   bind "pcnet_cs"
  ・・・
このように,同じドライバ(pcnet_cs)を使うカードとして,corega Ether PCC-TDを追加します. このカードの名前は,正確に一致させる必要があります.

そして再起動すると,無事にeth0が有効になります./sbin/ifconfig を実行すれば, eth0が出来たことを確認できます.

ネットワークの設定

/usr/bin/netcfg を実行して,IPアドレス等を設定してActive化すればOKです. pingでも投げて,動作確認です.


telnet, ftpサーバのインストール

インストール時に,「サーバ」としてインストールを行わなかった場合, telnetサーバもftpサーバもインストールされませんでした.

inetdのインストール

inetdメタデーモンは,サーバ系ソフトを起動させる重要なデーモン君です.

RedHatのディスクにRPMが入っていました.

rpm -i inetd-0.16-4.i386.rpm

でOKです.

RedHat7では,xinetdということで,全く変わってしまうらしいが...

ftpサーバのインストール

ftpサーバは,wu-ftpdが付いてます.RedHatのディスクにもありますが,追加ディスク(?)に新しいバージョンがあったので, そっちをインストールしました.

rpm -i wu-ftpd-2.6.0-14.6x.i386.rpm

telnetサーバのインストール

telnetサーバは,RedHatのディスクからです.

rpm -i telnet-server-0.16-6.i386.rpm

TCP Wrapperの設定

自動的に,telnet,ftpのリクエストはTCP Wrapperを経由するように設定されます. TCP Wrapperでアクセスを拒否したり通したりのセキュリティ制御を行うのですが, その設定ファイルをいじる必要があります.

/etc/hosts.deny

ALL: ALL
hosts.denyは,全てを却下するという設定です.

通常はこのように,hosts.denyで全て却下して,通すものだけhosts.allowで指定するという設定方法をとります.

/etc/hosts.allow

in.ftpd: 192.168.0.0/255.255.255.0
in.telnetd: 192.168.0.0/255.255.255.0
 ftp, telnet共に,IPアドレス 192.168.0.X のホストからの接続のみを受け付けます. これは,自宅内のマシンからのみということを意味しています.

これでひとまず,Linuxマシンとしての基本動作ができるようになりました. 後はぼちぼちApache, Tomcat等サーバ系のソフトを入れていこうと思います.


残された問題

dmesgでログを見ると,起動後に「VFS: Disk Changeが検出された」という意味のメッセージが, 吐かれていて,これが時間と共に増殖します.

BIOSの設定なのか,Diskが変なのか,よくわからん.

動作上の実害はないのですが,ログが増えるのは気分良くないので,何とかできれば...

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