俺の場合ニュース類の情報収集には,RSSをあれこれBloglinesに登録しておいて,Bloglinesの画面を使って見ていた.しかしだんだん不満を抑えきれなくなってきた.
不満とは...
1.はどういうことかというと,しばらく読まずにいるとフィードによっては200件とか溜まるわけだが(スラドとかがそう), そうなると,その200件を全部読む覚悟を決めてからでないとそのフィードをBloglines上で開けなくなってしまうということ. 一度開いてしまうと,どこまで読んだかに関係なく全て既読になってしまうので,途中まで読んで残りは後日というわけには行かないのである. 2.は別にBloglinesだからどうというわけではなく,Webだから仕方がない.これを解消するには自分のマシン上でRSSを読めるようにするしかない.
解決策メーラーにBeckyを使っているので,Beckyで読めれば快適だなと思いつつ検討した.案1) Becky! BlogReaderプラグインBecky! BlogReaderプラグインを使えばRSSをBeckyで読めるので, Bloglinesを使わずに直接このプラグインで購読するという方法があるが,以下の問題があるので却下.
全て受信箱に入ってしまうと,通常のメールと混ざって邪魔で仕方がない.
案2) PlaggerPlaggerというソフトには,Bloglinesの記事をGMailに送信する設定例があったりして目的は達成できそうだが,どうも本格的すぎる.
案3) Bloglines Web Serviceを使って自作する結局, Bloglinesが公開しているWebサービス,BWS を使って,自分でメール送信プログラムを作ることにした.このプログラムが送信したメールをBeckyで受信すれば, Becky上で快適に読めるという目論見だ.
Bloglines Web Serviceの利用Webサービスというと,WSDLやSOAPなど面倒なことをやらなきゃいけないという印象があるが, Bloglinesの場合は驚くほど簡単だった.記事の取得は,配信APIを使えば行える. 環境はLinuxなので,wgetコマンドを使って一発だ. wget --user=ログイン名 --password=パスワード -O feed.xml http://rpc.bloglines.com/getitems?s=SUBID&n=1
ダウンロードしたファイルの処理ダウンロードしたファイルはテキスト(RSS2.0のxml)なので,適当に情報を抽出してメールを組み立てて送信すればよい.俺の場合はperlでプログラムを書いた.以下のようなことをやっている.
メールを受信した後上記のプログラムで送信したメールをBeckyで受信すれば,あとはBeckyの世界で好きなように料理できる.フォルダ振り分けと,フィード毎にメールの色分けをやってみた. Webのもっさり画面ではなくBecky上で読めるというのは,実に快適じゃわい. |