初めて七入から尾瀬に入るコースを歩いたら結構くたびれました.2日目は大雨にたたられ早々に下山しました.

七入から沼山峠経由で尾瀬沼に入るコースが前からずっと気になっていたので,今回実行に移した.

今まで30回ぐらい尾瀬に行っていながら,交通の便の関係で一度も福島から入ったことがなかった. 今回色々調べてみた結果,JR-東武直通電車の日光1号というのを使ってみた. 全席指定なので,いつもつかっているJR東日本のえきねっと で予約しておいた.

  • 7:37 池袋-(日光一号)→下今市-(東武鬼怒川線普通)→鬼怒川温泉-(会津若松行きマウント快速)→会津高原尾瀬口 10:46

こんな感じで3時間電車に乗ったあと,さらに七入までバスで1時間半かかる. やや疲れた感じで七入バス停を出発した.やっぱり福島はしんどい...

右上に見えている車道をまっすぐ歩いていくと,林道に入る.

しばらく平坦な道だが,濡れた笹の上やぬかるみを歩くので泥対策は必須. また,硫黄沢橋に着く前に標識のない分岐があったので,慌てて地図とコンパスで方向を確認したりした.

硫黄沢橋,赤法華沢橋とぬかるみつつも平穏に歩いていたのだが, 第一道行沢橋を渡って少し進むと,道が沢に入って無くなってしまった. 不思議に思って周囲を探索したが,他に道らしきものはない. 結局,沢の中を歩くのがコースだと考えるしか無くなったので, できるだけ石の上に乗りながら沢を上流に登ると,道が復活した.なかなかスリルがある.

その後,道行沢を渡るたびに,第二,第三と橋がカウントアップされていくので, 地形図上での位置はわかりやすく,ここまで進んでいるという確認ができて気分的にはありがたかった.

泥だらけになりつつ抱返ノ滝への分岐の標識に出くわしたので,滝に行ってみることにした. 少しコースから外れて下ると滝の前に出た.

なかなか良い.つづら折りのややきつい登りが続いて結構疲れていたので,滝を見ながら一休み.

コースに戻ると,またしばらく登りが続くがそのうち尾根にでる. ずっと展望がなかったのが,ここで初めて展望が開けて元気が出る.その後はゆるゆると登っていくと突然沼山峠休憩所に出てきた.

沼山峠休憩所では,花豆ジェラートアイス(カップ入り)300円を食べた.あへぇ〜,うまいわ

ここまで来てしまえば後は楽勝...木道を疾走し(してませんが)大江湿原に出た.

花はもう秋のようで,オゼミズギクの黄色が湿原で華やかに目立っていた. あと写真にあるように,ニッコウキスゲの実がやたら多い...当たり年の名残ということか

尾瀬沼ヒュッテに入って風呂,夕食を済ませると雨が降ってきた. それがやまず,翌日はアヤメ平に行く予定だったが朝から雨なのでもうめんどくさくなってしまい,中止して直接大清水に下山した.

...後で地形図を見て今回のコースを復習してみると,七入バス停は標高1070mで,沼山峠休憩所は1700m. 実は標高差が630mあったのだ.これは確かに疲れてもおかしくない. ちなみに沼から長英新道で燧ヶ岳に登るのが標高差2346-1670=676mなので,それとあまり変わらんのでした.


© 2024 KMIソフトウェア